「業務革新と人財力向上」

蝉時雨がしきりの季節となりました。お元気ですか?

弊社はおかげさまで、創業46年目を迎えました。これもひとえに、平素よりお世話になっております皆様のおかげだと心より深く感謝申し上げます。

 日本は5月より改元し、新たに「令和」の時代が始まりました。英訳では「beautiful harmony(美しい調和)」と訳され、人々が美しく心を寄せ文化を育てる、という意味が込められているといいます。心とは「志」であり「知恵」や「情」でもあるのではないかと、ここ最近の国内外の情勢を見ながら改めて思う次第です。

一方、AIやICTとの共存共生による社会構造のパラダイムシフト、本格化する高齢化・人口減少市場、ダイバーシティ(多様性)社会の到来等、時代はめまぐるしく変化しつつあります。住宅市場全般におきましても、異次元の金融緩和が終焉し金融機関の融資姿勢が本来の姿に立ち返ったことや、地価や建築費、人件費の高騰等もあり新規の供給が全体的に少なくなっていく傾向は変わらず、「今あるものを、いかに活かしていくか?」といった顧客の多様化に応じた住まいの在り方、バリエーション豊富な賃貸住宅の供給、利活用等が求められています。

これらの背景を踏まえ、第46期方針は「業務革新と人財力向上」と致しました。社内における全業務の分析・棚卸しを手掛け、事務作業の抜本的な削減に取り組むこと、経験値に依存することなく同品質のサービスが提供できるよう業務標準化を目指すこと、また営業支援システムの導入をはじめとしたIT化等を進め、営業面での効率化も進めてまいります。

一方、情報技術が進化すればする程同時に、スタッフの「人財力」が求められています。「生涯顧客の実現」を目指し、新人からベテランまで、各自が「人間力」と「プロフェッショナルとしての専門性」を磨き、自らの能力開発に惜しみなく尽力する一年と致します。

今期も変わらぬご指導、ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

令和元年7月吉日       

株式会社不動産中央情報センター
代表取締役社長 濱村美和