昨年より「創業者理念研修」を開催しています。
新入社員や中途入社社員を対象とした研修で
創業社長がどんな人であったか、理念、考え方、大切にしていたこと等を
伝えていきます。
人は壁にぶつかったとき、「自分」本来のアイデンティティに立ち還る。
自分ってどんな人間なのか
自分らしさって何なのか
どんな風に成長したいのか。
人も企業も同じだと思います。
企業も生き物です。いろんな時期があります。
壁にぶつかったときに、企業の原点に立ち還る。
その「原点」が創業者の思想であったり、企業理念であると思うのです。
会長から講話の後は、第24期経営発表会のビデオを10分ほど見ました。
元気な頃の姿が映し出されています。
社内にいる何人かの先輩スタッフも映っています(若い!!というどよめきが・・・)
少し不思議な気持ちで観ていました。
「先輩社員からの話」では、入社14年目の法人課M係長が
なぜ、不動産中央情報センターに入社をしたのか
創業社長との思い出などを語ってくれました。
とつとつと語る言葉の先に気持ちが伝わってきて
普段そんな姿を見せないM係長が涙をこらえて言葉に詰まったときに
私も泣けてきました。
涙をおさえるので精一杯になってしまい、上手く話せずに申し訳なかったです。
時代も市場も変化していきます。しかし、仕事の原理原則はどの時代にも変わらない。
変化に応じて手法は変えていきますが、創業精神を継承していく役割が
私にはあり、また、創業社長を知っている世代のスタッフにはあると思っています。
また、研修では、理念だけでなく
36年間創業社長をはじめとする諸先輩方への感謝の心を
今いるスタッフに大切にしてほしい、と伝えています。
名刺1枚の信頼が、どれだけ重要なのか。
駅伝ランナーのバトンと同じで
今、この瞬間、ここにいる私達は、前の走者からバトンを受け継ぎ
そして、次の走者につないでいかなければならない責任があると思うのです。
それは、どの組織、どの会社でも同じことがいえると思います。
人の縁も、きっと、駅伝ランナーのバトンと同じなのでしょう。